千葉県のJR銚子駅から犬吠埼の外川駅まで走っているローカル私鉄が経営の危機に直面している。なんでも前社長が億単位で勝手に会社の名前を使って借金をして、自分が経営する別の会社の損失を穴埋めするために流用したと言う話。資金繰りに行き詰まり、車両の定期検査の費用が工面できなくて、最悪の場合列車の減便に追い込まれる可能性もあると公式サイトにメッセージが。
もともとこの会社、本業の鉄道の赤字を、「濡れ煎餅」や「たいやき」などの販売による収益で埋め合わせているとか。経営危機が報道されてから、濡れ煎餅の売り上げが急増し、なんとか電車の検査費用は工面できたとのこと。
本日、この銚子電鉄に乗りに行ってきた。天候に恵まれ、また今日からJRが青春18きっぷシーズン入りしたこともあり、乗客は多数。列車によっては都会の通勤ラッシュ並みの混雑だった。こののどかな地方私鉄がいつまでも残ってくれることを望んで止まない。
10 Dec. 2006
公式サイト: http://www.choshi-dentetsu.jp/